前回、オキナインコの人工孵化①の記事で孵化器購入、
必要な物を「オキナインコの人工保育①」で揃え終え、卵をセットを出来る状態までお話ししました。
今回は孵化器の設定後から孵化までの流れを私の経験を交えてお話しします。
Contents
置き場所、温度設定値と湿度管理
孵化器の置き場所はなるべく静かな場所で、室内が20~25℃、
湿度が低い場所に設置してください。
(特に夏季は涼しい場所や、風通しの良い場所)
理由は、孵化器の湿度、温度の調整が難しくなり、中止卵の確率を下げるためです。
孵化させる温度の設定値は、
鳥の種類(卵の大きさ)によって違いがあります。
だいたいですが、中型の卵を孵化させる適正温度は、
37~38℃が良いそうです。
私が設定したのは37.5℃でした。
湿度は気にせず、孵化器の真ん中の水がなくならない用に毎日確認。
少なくなっていたらその都度、継ぎ足して水の量を管理します。
検卵と孵化までの日数、転卵禁止日数
卵の検卵は、卵を発見してから10日後と、生まれる前の3日前くらいの二回までにしましょう。
(光を何度も当てると中止卵となり、孵化しない可能性が上がります。)
検卵の方法ですが、卵の尖っていない方からライトで照らすと、血管が沢山みれます。
(ライトは携帯のライトでも、卵の血管を目視することができました。)
これが有精卵です。
もし、上記の方法で血管が見れない場合は、無精卵ですので孵化しません。
検卵する時は室内をできるだけ25~28℃にし、速やかに孵化器へ戻しましょう。
次に、オキナインコは、24日~27日で孵化します。
我が家の雛ちゃん達は、実際25日前後で孵化しました。
転卵中止タイミングは、生まれる予定日25日目の3日前から停めましょう。
(25日予定なら22日目で停止となります。)
<私の購入した孵化器では、コネクターを抜き、黒い仕切と黒い円の歯車を撤去しました>
停止しないでいると、中止卵になる可能性が高まります。
↑もし、停止できていなくても孵化はする例があるので、
気づいたらすぐに停止させてください。
以上が、卵から孵化するまでのながれとなります。
まとめ
孵化器の設定をしてから実際に管理するのは、水の補給。
それから、孵化予定日の3日前に転卵をやめる。
これを守るだけです。
後は、全て孵化器が毎日の温度調整と自動転卵をしてくれるので安心です。
我が家で孵化予定日の3日前から少しづつ卵の変化(卵の中から音がする)が見られました。
また、卵がゆらゆら揺れだすたびに、「いよいよ孵化してくるんだなぁ」とドキドキしました。
さらに、卵へヒビが入り始めてから孵化する瞬間までを見た時、なんとも言えない感動がありました。
この記事を読んだ人も同じ経験をされるだろうなぁ・・・・と、
なんだか嬉しく思います。
次の記事「オキナインコの人口孵化③」はこちら↓
コメント